東京カラメリゼの誕生秘話をご紹介
新しいカラメリゼ(焦がし砂糖)の美味しさを探求すべく、カラメリゼシリーズの第三弾となる新商品を開発中、当社開発担当者の頭に浮かんだのがフランスの菓子『フロランタン』でした。「すでに世の中にある『フロランタン』ではなく、新しい『フロランタン』を作れないだろうか」と考えた開発者が特に注目したのは、カラメライズしたアーモンドスライスと生地とのバランスでした。
そしてクッキー生地特有の味の重さや、モナカ生地独特の風味を解決できないかと、思案をめぐらします。そんな折、何気なく目を留めたのが、いつも焼いている上野凮月堂の代表菓子『ゴーフル』。「この『ゴーフル』の製造に使われている、上野凮月堂伝統の『はさみ焼き』の技法を活かしたウエハースを、『フロランタン』のクッキーやモナカ生地の代わりにしてみたらどうだろう。」とひらめいた開発者は早速開発に取り掛かります。
しかしウエハース生地の軽くてサクサクした食感を損なわずに、どうやってアーモンドスライスを載せてカラメライズするのか、試行錯誤が続きました。そして構想から約四年という歳月の末、ついに最適なウエハースの厚さ、アーモンドやバターの量、食感のバランスにたどりつきます。
また、商品化のカギとなる連続的に生産するための製造方法を開発し、生産工場への技術指導を行いました。こうして、濃厚な旨みを閉じ込めカラメライズしたアーモンドスライスと、『はさみ焼き』で焼き上げたウエハースの絶妙な食感『東京カラメリゼゴーフランタン』が誕生したのです。